2016.2.27 Fri 天気晴れ
朝食のバイキングは、ツアー客の中国人が食べきってしまったらしく、料理がほとんどない。スタッフに料理が出てくるか聞くと、もう出ないとのこと。かなり寂しい朝食となった。
ホテルをチェックアウトし、流氷ノロッコ号に乗るため網走駅に行く。ノロッコ号は今年でラストランとなるので一度乗ってみたかった。網走駅で雪を背景にノロッコ号の写真をとり、さっそく乗り込むと、若干すえたにおいがする。アルコールとスルメの常磐線のような臭い。指定席は、窓際のベンチ席から埋めていっているようで、狭いベンチ席は満席でびっしりだが、ゆったりとしたテーブル席はがらがら。写真を撮るにはベンチ席の方が良いのだが、旅をするという点においては普通にテーブル席の方が良かったかもしれない。
車内限定販売の網走プリンを買いに行くとすでに売り切れ。改札が開いた時点で買う必要があったようだ。
網走を発射し、オホーツク沿いに列車が走るが、流氷がほとんど見えない。ガイドによると数日前は海岸までびっしりだったとのこと。近年は、地球温暖化のせいか、流氷が接岸することはほとんどなく、沖合に少しでも見ることができれば非常にラッキーで、今年は二日しかみれていないらしい。
途中駅で写真撮影のために止まるが、やはり流氷がない。当初、途中下車して、駅周辺を観光しようかとおもったが、無人駅のような状態で雪に埋もれており、駅の周りには全く何もないため、終点まで乗ることにした。
知床斜里に近づくと、流氷がちらほらと見え始めた。
知床斜里で降りて駅周辺を散策する。食事をする時間はないので、適当に近くの道の駅を覗いたりして時間をつぶし、早めに駅に戻り、社内限定販売の網走プリンをゲットした。 電車が走り始めてからプリンを食べると滑らかで口中でとろけるようで美味しい。帰りは、適当に景色を楽しみながら、空いているテーブル席に移動して、ゆっくり過ごした。
網走に戻り、駅の案内所の流氷船時刻表を見ると、本日は流氷ありとのこと。早速、バスで流氷乗り場のある港へと移動する。チケットを買い、時間つぶしを兼ねて昼食をとると、観光地とは思えない、安くてボリュームのある鶏唐定食を食べることができた。だんだんとiPhoneのバッテリーが少なくなり、食事中に、充電できる場所を探したが見つからず不安になるが、流氷船に乗り込んで不安が現実となる
時間が来て流氷船に乗る。せっかくなので、甲板上に出て景色を眺めていると、だんだん沖合に行くにつれて、ちらほらと流氷が見えてくる。そして、一気に気温が下がり、マフラーで首から上を厳重にカバーしても、寒気が入ってくる。流氷がどんどん増えてきて、船の周りを取り囲んでいく。そして、見渡す限り流氷となる景色は圧巻！。しかし、写真を撮ろうとしたとたんiPhoneの電源が落ちた!。バッテリーが少なくなっている上に、気温の低下で電力が供給できなくなったようだ。寒さで体も耐えられなくなってきたので船内に戻り、iPhoneを手で温め、何度か起動を試すが起動しない。やっと起動したと思い気や、写真を撮ったとたんに落ちてしまうので、写真撮影はあきらめた。
生まれて初めての流氷に感動しつつも、時間が余裕がないので、下船後すぐに、網走監獄ミュージアムにバスで移動する。
網走監獄は雪に埋もれており、当時はさぞ大変だったろうと思われる。門には警官や五寸釘寅吉の、実物大の人形が当時の姿を再現して展示されている。入口付近には、監獄食が食べられる監獄食堂もあったが、時間もないのでパスした。
博物館は、実際の獄舎を利用して、網走監獄の歴史やトリビアなどが、非常にわかりやすく展示されている。特に実物大のフィギュアで、当時の暮らしを再現する場所が多々あり、臨場感があって面白い。2時間弱で回ったが、かなり駆け足気味だったので、ゆっくり見るには3時間は欲しいところだろう。
網走監獄から女満別空港へは直通のバスがないため、途中のバス停で乗り換える必要があるが、あいかわらず何もないところがバス停となっており、バスが車で非常に不安になる。時間通りバスが来て空港に到着したが、空港内に時間をつぶせるところがない。空港にあった地図に、近くのラーメン屋のクーポン券がついていたので、最後にラーメンを食べて、女満別を後にして羽田へと帰った。
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