2日目(2005.3.29 Wed) アンタルヤ 天気晴れ
とうとう、生まれて初めて皆既日食を観る日だ。朝起きると、天気は快晴で、ホテルのベランダからの眺めも非常に良い。朝食のパンも非常においしい。朝9時に、日食の観測地シデの町にバスで向かう。シデは今回の皆既日食の中心線に位置し、約4分間、皆既の状態が続く観測には適した町であり、街中の遺跡ではNASAが借り切って観測をしていた。
ホテルからの眺め
今回のツアーでは、シデのAcanthusというホテルのプライベートビーチで観測する事が出来、天気もほぼ快晴で恵まれた。ツアーに参加した人達は、何度も皆既日食を観ているベテランぞろいであり、皆、すごい機材を持って来て、セッティングしていて、自分だけ手ぶれ防止のLUMIXとカメラを買ったときに貰ったミニ三脚で浮いていた…。
プライベートビーチの様子
昼食に用意されたケバブは、たぶん、羊と牛肉だったと思うが羊の臭みは全くなく、肉も柔らかく非常に美味しく、付け合せのバターピラフも絶品で、結果的には今回の旅行で最もおいしかった。
ケバブの昼食
日食が始まると、日食グラスをかけて観察し、だんだんと太陽が欠けていく様子を見ることができた。太陽が2/3程度かけると、空がだんだんと薄暗くなっていく。皆既になる直前では、曇り空のように暗くなり気温もどんどん下がってきた。
日食のため三日月形になった木漏れ日
皆既日食になった瞬間、空が真っ暗になり、思わず震えるほど感動した。
皆既日食
方々で歓声が上がり、「プロミネンスが見える」という声が聞こえ、持ってきた双眼鏡で太陽を見ると、右下の周辺部に赤い閃光がきらめいているのが見えた。日食が終わる瞬間、ダイヤモンドリングの強烈な光が差し、息を飲むほど美しかったが、慌てて双眼鏡を外した。
足つぼマッサージの看板
日食が終わり、ほっとしていると、ホテルがデザートを用意してくれ、ライスプディングが非常においしかった。
ライスプディング
アンタルヤに戻り、1時間ほど徒歩で市内観光をした。ローマ時代の遺跡や古い町並みを見学した。トルコの家は2Fがはみだしているが、昔、女性は家から出ることが出来なかったため、2Fの張り出し部分に出て、町並みを見下ろしたり隣の人と会話をしていたらしい。また、夏の暑い時期には日陰を作り出す事ができ、直射日光を浴びずに街中を歩く事が出来たそうだ。
アンタルヤの町並み
ホテルに戻って夕食を食べ、部屋に戻るとすぐに寝た。まだ、時差ぼけがかなり辛い。