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2日目(2009.7.22 Wed) 杭州 天気 曇り時々晴れ時々雨

朝起きると、どんよりとした雲で空が覆われている。とても晴れそうに無く、日食は見られそうにないと諦めムードになった。朝食を食べ、杭州最大の観光スポットである西湖へと移動する。日食は西湖の遊覧船からの観察となるが、日食が始まるまで時間があるため、1時間ほど西湖を遊覧した。

西湖

日食が始まったが雲が晴れない。太陽が欠け始めたはずだが、雲の向こうに太陽があるため、日食グラスで観ることができない。暫くし、半分ほど欠けると、雲を通して太陽が欠けているのを観ることができた。

日食欠け始め

だんだんと空が晴れていき、もしかすると皆既日食が見られるかもしれないと希望が出てくる。太陽が雲に隠れたり出たりを繰り返しながら、皆既の直前になると、奇跡的に空が晴れ始めた。そして、空が一気に暗くなり、気温がも下がっていき、完全に太陽が隠れる瞬間が訪れた。今回は2回目とうことで周りを見回す余裕があり、空を見上げると、明るい星が一つ見える。たぶん金星だろう。周辺の建物もライトアップされ、5分ちょっとの時間、感動を味わうことができた。皆既日食が終わる瞬間には、ダイヤモンドリングが強烈に輝き、言葉にはできない美しさだった。

皆既日食 金星 ライトアップされた建物

今回のツアーのメインイベントである日食が終わってしまったが、残りは通常の観光となり、遊覧船を降りて西湖に隣接する花港観魚に移動する。柳や鯉等が涼しげでなかなか風流な場所で、白い孔雀もいた。

花港観魚1 花港観魚2 花港観魚3 白い孔雀

次に、ツアーにつき物の土産物屋である中国茶博物館に行った。お茶をもむ臼や、何種類かのお茶の飲み比べをした後、買い物の時間となる。その後の展開を考えると結果的にはここで買っても良かったが、この時点ではわからず結局何も買わなかった。昼食は市内の「杭州五洋暇日ホテル」で、昨日よりも良かったが、それほど豪華というわけでもない。後からわかったことだが、このツアーでは一食ごとに食事が豪華になっていき、最終日が最も豪勢となる(はずだった)。

中国茶博物館 臼 杭州五洋暇日ホテル 昼食

午後からは、白蛇伝の舞台となった雷峰塔や霊隠寺を巡り、夕食は「春満洪橋」という店で名物の乞食鳥を食べたがなかなか美味しかった。

雷峰塔 霊隠寺 春満洪橋 乞食鳥 width=

一通り観光も終わった後、せっかく杭州まできたので、1人で西湖の周辺をぶらぶらした。噴水がライトアップされてなかなか綺麗だった。ANAのツアーについてきたクーポンを使うため、ハイアットリージェンシーの晩霞というバーに行ったが何故かクーポンが使えなかった。高級で場違いな感じだったが、客が誰もおらず、オリジナルカクテルを飲んで、ホテルに戻った。NHKのニュースで、日本での日食観察で一番期待されていた悪石島が嵐になり、旅行者達が体育館に避難したと報道しており驚いた。上海も駄目だったようで、杭州はかなり運が良かったようだ。

噴水 カクテル

本日の出費

カクテル 63元

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