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4日目(2009.7.24 Fri) 上海 天気 曇り時々晴れ

朝、5時過ぎからおなかの調子が悪くなり、30分ごとにトイレに行く。食欲も全くなく、体が熱っぽい。朝食はおかゆを少しだけ食べ、ツアー出発時間まで体を休めるが、一向によくなる気配がないため、集合場所でガイドさんに、体調不良のため観光をキャンセルしてホテルで休むと伝え、一人でホテルに残った。

体調がどんどん悪くなっていくため、ツアー会社に電話し、日本語の通じる病院を尋ねたら、「上海博愛病院」を紹介したもらった。ホテルのフロントにいた日本人従業員の助けを借り、病院の住所を紙に書いてもらい、タクシーで病院へと向かった。タクシーで着いたと降ろされたが病院がない。住所を頼りに道沿いに歩くと、「博愛病院」の大きな看板が目に入り、病院にたどり着くことができた。受付で、国際窓口を案内してもらうと、日本人スタッフがおり、治療を受けられることになった。先生は中国人だが、日本語のわかる看護婦さんに通訳してもらいながら、診断を受けると、ウィルス性ではなく細菌性の疾患とのことで、一安心する。だが、支払いにアメックスが使えない。空港のATMでもキャッシングできず、中国で全然使い物にならない。日本語のわかる中国人スタッフに連れられて、病院隣の銀行に行くと、ATMが停電中で新生銀行の国際キャッシュカードも使えない。結局、窓口で現金の両替をすることになった。やっと、両替が済んで病院に戻ると、数日分の整腸剤や抗生物質が用意されており、早速、その場で薬を飲むが、粉薬がかなりまずい。まずいが効きそうな感じはした。病院のスタッフに礼をいい、帰りは地下鉄でホテルに戻った。途中のコンビニでポカリを買ってホテルに戻った。

部屋で熟睡していると突然部屋のアラームが鳴り、クリーニングサービスが来た。時計を見ると3時過ぎで、なんとか立って歩けるようになっており、ポカリも飲み干してしまったため、ホテル近くに何か店がないか探しにいった。近くにコンビニとケーキ屋があり、ケーキ屋に、ミニクロワッサンが売っていたので買うことにした。店に入るとイートインコーナーがあり、アイスクリームが売っていたので、キャラメルアイスを食べた。アイスの美味しさが身にしみた。コンビニでポカリを3本買い、ホテルに戻ると、ツアーのバスが止まっており、ちょうど夕食前の休憩でガイドさんがロビーにいた。夕食を食べるか聞かれたが、とても出歩いて食べられる状況ではなかったため断り、西湖で撮った日食の集合写真を買って部屋に戻った。眠ったり、目が覚めたりを繰り返しているうちに翌日になった。

この間、他の人たちは、午前中、豫園を観光し、昼食で小籠包を食べたが、さめていて今一だったらしい。その後、新天地や衡山路を観光したとの事。夕食は、「錦江飯店」でとり、ツアー中でもっとも豪華だったらしい。また、夕食直前で、ツアー客の2人が体調悪化し、病院に行くことになったとのことだった。そして、夕食中には「彼は一度上海に来たことがあるため、体調不良を口実にして自由に観光しているんではないか」等と疑われていたらしい…。それが出来ていらどんなに良かったことか。

本日の出費

医療費:1200元
ポカリ:30元
アイスクリーム:30元
ミニクロワッサン:10元

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