2017.8.21 Mon 天気晴れ
夜中に突然の激痛で目が覚める。なんとこむら返りを起こしてしまった！ 必死に足を延ばし、なんとか歩けるようになったが、久しぶりの海外旅行で、思っていた以上に疲れがたまったらしい。
結局、2時過ぎに目が覚めてから明け方まで眠れず。4時過ぎに前日買っておいたサンドイッチを食べて、5時30分にはホテルを出て、GreyHound乗り場へとストリートカーで移動。駅のカウンターでチェックインしようと、GreyHoundのサイトの購入控えを出したところ、これでは乗車できないという。別途、E-ticketを出せというが、持っていないので、すったもんだしたところ、座席番号を手書きしたメモを渡され、これで乗れという。そしてバス乗り場に行き、メモを渡したところ、これはチケットじゃないと言われるが、インフォメーションで貰ったと喚いたところ、バスに乗ることができた。
アムトラックの車内はガラガラで、とても完売とは思えない。予約だけして乗らない人が多かったのだろう。Salemに向けて出発すると、最初は調子よく進んだが、だんだん遅くなり、途中で完全に渋滞にはまった。日食が始まるまでにSalemに到着できるか不安だったが、通常1時間の道のりを、2時間ちょっとで到着した。
Salemに着くと駅前には何もない。Salemの公共図書館で日食イベントを開催しており、トイレや水飲み場があるとの情報を得ていたので、20分ぐらい歩いて図書館に移動する。図書館の広場では、人がそこそこ集まって日食観察の準備をしていた。集まった人は100人もいなかったが、無料の日食グラスの配布は既に終わっていた。手持ちの日食グラスで太陽を見ると、既に第一接触が始まっていた。mixiで知り合った日食研究会の人たちとLineで情報交換しながら皆既が始まるのを待つ。
10時過ぎると空がだんだんと暗くなり、気温も下がってくる。鳥の声が鳴き始め、背筋がぞくぞくするような感触になり、とうとう皆既日食の瞬間がやってきた。
今回、皆既の時間は2分ほどだったが、天気が快晴で今までになく好条件。ばっちり金星も見ることが出来、皆既が終わる瞬間のダイヤモンドリングもバッチリ見ることが出来た。今回で、トルコ、杭州、パームコーブと、通算で4回目なのだが、何回見ても感動する。何故か、毎回天気に恵まれており、非常にラッキーなようだ。
第三接触が終わったので、Salemの観光をしようとしたが、あまり見どころがない。とりあえず、ウィラメット大学のキャンパスや、オレゴン州会議事堂を散歩し、日食研究会の人に紹介された「OPEN THI KICHEN」という店で昼を食べようとしたところ、激混みで入れず。しかたないので、バス乗り場まで戻り、近くのレストランに入ろうしたが、こちらも激混みで入れず。Google Mapを見たところ、歩いて10分のところにスーパーがあったので、スナックを一袋買ってランチとした。
帰りのバスはGreyHoundではなくamtrak。13:00発だったが30分ほど遅れて出発、そして渋滞で進めず。ポートランドには、4時間弱かかり5時過ぎに到着したが、睡眠不足だったせいもあり熟睡し、眠っているうちに到着した。GreyHoundよりもamtrakのバスの方が、車内が綺麗だった。
バスが遅れたため、ジェットフェリーのツアーには間に合わず、結局、今回の旅では、ジェットフェリーに乗ることができなかった。ツアーはあきらめ、バスを降りて、Bridgeport Breweryへと歩き、ハッピーアワー中に店内に入ることが出来た。吹き抜けの雰囲気の良い店内で早速ビールの飲み比べセットを注文する。どれもおいしいのだが、試飲セットの割に量が多く、疲れているせいもあり、これだけで気持ち良くなってしまった。ハッピーアワーで安くなっていたピザを注文すると、想像以上の大きさ。シュリンプカクテルも頼んだが、とても全部は食べきれない。なんとか、ピザだけは食べきった。以前、アメリカにいった時は、アメリカのピザは大きいけれど、味は今一つだった気がするが、ここのピザは、モチモチのナポリピザで、驚くほど美味しかった。たぶん、東京よりも美味しいので、現在ナポリピザを食べようとすると、ポートランド > 東京 > ナポリの順に美味しいと思われる。
お目当てのクラフトビールも飲んで満足したので、最後にポートランドの観光名所である「POWELL'S BOOKS」に行った。店内には、本だけでなく、日本の漫画や、ボードゲームもあり、ポートランドに住んでいたら入り浸りそうだ。一通り、ポートランドは満喫したので、ホテルに戻り翌日に備えて寝た。
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