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2014.4.4 Fri 天気晴れ

帰りの便が深夜のため、チェックアウトの11時ぎりぎりまで部屋で過ごす。ホテルをチェックアウトし、とりあえずチャイナタウンまで行き、スリマリアマン寺院に行く。ヒンズー教の寺院だが、なんだか良くわからない。ざっと見て、近くのスミス・ストリートの屋台で昼食を食べようと思ったが、全体的にいまいちで、また、暑い中、外で食べるのも辛いので、近くのフードコートを探した。ラクサが食べられる店を探していると、チャイナタウンポイントというデパート内の「Hill Street Coffee Shop」とう感じの良さそうな店を見つけた。早速、ラクサ($7くらい)を食べたところ、ココナッツミルクをベースにした程よい甘辛さに海老の風味が混じったとろみのあるスープと、米粉で作った麺がマッチし、シンガポールで食べた主食系の中では、一番の美味しさだった。

ラクサ

昼食後することもなく時間を潰すため、ボタニックガーデンにMRTで移動した。こちらは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイと違い、日比谷公園のような普通の公園だが、公園内にある、ナショナル オーキッド ガーデン($5)では、多数のランが栽培されており、南国の風景とマッチして綺麗だった。

ボタニックガーデン1 ボタニックガーデン2 ボタニックガーデン3 ボタニックガーデン4 ボタニックガーデン5 ボタニックガーデン6 ボタニックガーデン7 ボタニックガーデン8 ボタニックガーデン9 ボタニックガーデン10 ボタニックガーデン11 ボタニックガーデン12

適当に時間を潰して、カヤトーストを食べにオーチャード・ロードに行くため、バスに乗ったが切符の買い方が良くわからない。料金箱に$2札をいれたがお釣りがでず、切符を2枚渡された。ez-linkカードを無くしたことが悔やまれる。オーチャード・ロードという停留所で降りたが、オーチャードの目抜き通りとは外れており、目当てのパラゴンまでは、結構歩くことになった。旅行客にバスは難しい。パラゴンに着き「アー・メイ・カフェ(Ah Mei Cafe)」を探すが見つからない。インフォメーションに聞くと、既に閉店したとのこと。諦めてパラゴンから出ると、道端にジューススタンドが出ており、生搾りのスイカジュース($2くらい)を飲んだところ、めちゃうま。スイカがジュースに向いているとは意外な驚きだった。まだまだ時間があるため、ホテル近くで見つジェラートショップの最寄り駅にMRTで向かった。出口を間違えて迷ったが、店に着いて、お目当てのドリアンジェラート($7.9)を注文したところ、店頭のスクープからでなく、冷凍庫から取り出したカップを渡された。コチコチでスプーンが通らず、暫くしてから食べたが、まずい! 味の薄いマンゴーアイスに、くせのあるコショウを混ぜたような微妙なスパイシーさが漂う。旅のいい思い出にはなった。

ドリアンジェラート1 ドリアンジェラート2

ジェラートを食べ終わり、17時に荷物をとりにホテルに戻った後、ナイトサファリ行きのSAExのシャトルバスに乗るため、Swissotel The Stamford に移動した。予定では17:50に来るはずだったが、18:05頃に遅れて到着し、バスが空席だったことから、ホテルに来る前に満席で臨時に別のバスが出たのかもしれない。バスの中では、ナイトサファリの入場料と片道のバス代計$43を支払い、18:50にナイトサファリに到着した。荷物を$2のコインロッカーに預け、19:40の日本語トラムの予約をした後、レストランでチキン・ビリヤニ($19)を食べた。観光地価格だったが美味しかった。
トラムに乗り込む時間になると夜もかなり暗くなってくる。トラム乗り場に向かうと既に行列ができており、日本人がいかにたくさんナイトサファリに来ているかがわかる。トラムが出発すると、日本語のガイド音声が流れ、動物の説明が始まるが、暗闇の中に目がなれるまでは、どこに動物がいるのかさっぱりわからない。だんだん慣れてくると、見え始めてくるが、全体的に何が何やら良くわからず、正直、昼間の動物園のほうが面白そうだと感じた。約40分のトラムが終わった後、トラの餌付けを見に歩いて園内を回るが、道が良くわからず、同じ所をグルグルとまわってしまった。なんとか、たどり着くと人だかりが凄く、全然見えない。トラは諦め、30分後のライオンの餌付けを見に行くため、延々と歩く。中間地点のカフェでコーラでも飲もうと思ったが、缶一本$3と高いのでやめた。ライオンの餌付け場に行くと、こちらもすごい人だかりだった。餌付けが始まったが、ライオンまでの距離が遠く良く見えない。
次に、アニマルショーを見るためにサファリ入り口まで、遠距離を歩いて戻る。30分ほどのアニマルショーは、動物が綱渡りをしたり、ゴミを拾ってくずかごに捨てたりとなかなか面白い。ショー終了後、ジューススタンドでサトウキビのジュースを飲んだが、甘さが疲れて体に染み渡り、美味しかった。最後に、火吹き男のショーを見て、ナイトサファリのイベントをひと通り体験した。飛行機までの出発時間はかなりあったが、疲労が限界に達していたので、空港に戻ることにした。

ナイトサファリ1 ナイトサファリ2 チキンビリヤニ トラム1 トラム2 動物1 動物2 動物3 動物4 アニマルショー サトウキビジュース ダンス

22時過ぎと、まだ帰りの時間のピークには早かったせいか、タクシーには待たずに乗れた。空港までは約30分で到着し、$27と思ったよりも安かった。空港についてチェックインしようとすると、なんと、JALの便が1時間以上遅れて、2時過ぎの出発となっている。ガイドブックによると、チャンギ空港には無料の庭園やゲームセンター等があるとのことだが、体力が無くなっていたため、チェックインしてビジネスクラス用のラウンジで休むことにした。一時間ほどラウンジにはマッサージチェアで過ごし、コンタクトを外しにシャワールームに入ると、突然、吐き気が襲ってきた。その後、下痢と嘔吐が止まらなくなり、体も熱を持ち始めてラウンジから一歩も出れなくなり、お土産の購入もできず、余ったシンガポールドルの両替もできない事態となった。出発時間になり飛行機に乗り込み、シートベルト着用のサインが消えると、即座にシートをフルフラットに倒し眠りについた。軽食やビジネスクラス用のワイン等があったらしいが、とても食べられない。夜が明けて、朝食の時間になったが、食欲が無くこちらも全く食べられない。日本到着一時間前になり、やっと体調が上向きになって起き上がれるようになった。シートを起こして進撃の巨人を観ていると、羽田に10時過ぎに到着した。預けていた荷物もないので、さっさと空港を後にし、自宅には12時前には戻り、一眠りしたところ、すっかりと体調が良くなった。今回、JALの新型Sky Suit 767のビジネスクラス体験が旅行の目玉の一つで、残念ながらサービスを満喫できなかったが、フルフラットのありがたさが身にしみた。
我ながら、胃腸の弱さには参ってしまう。病院送り2回(タイ、上海)、最終日体調不良4回(北京、ベトナム、台北、シンガポール)と、旅行中に最後までまともに過ごせたことが、ほとんどない。日本に到着すると治るので、精神的なものなのかもしれないが、どうにかならないものか。

ビジネスクラスラウンジ 朝食 ビジネスクラスの席


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