旅行記
準備
時間が出来たので、近場で日帰り、もしくは一泊を考え、箱根に行く事にした。
箱根は子供の頃に一度行った事があるが、ほとんど覚えていない。
調べてみると、東京からの場合、
箱根フリーパスを使ってロマンスカー
、踊り子箱根フリーきっぷで往復、
こだま小田原往復きっぷの、3パターンがある。一泊できる宿を探したが、出発前日では、一人で泊まれる所が見つからなかったため、日帰りで行く事にし、時間を有効的に使うため、こだまで行く事にした。また、平日のため、
箱根ウィークデーフリーパス(小田原発着)が利用できた。
大涌谷
東京7:56発のこだま533号は、席も空いていて40分弱で小田原に着いた。まずは、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェーを乗り継いで、大涌谷を一気に目指す。登山鉄道はスイッチバックで、進行方向がちょいちょい変わり面白い。若干遅れ、ケーブルカーの接続は際どかった。天気に恵まれ、ロープウェーからは富士山を見る事ができた。

大涌谷に着くと硫黄の匂いがすごい。大涌谷自然研究路で一周しようとしたが以前に降った台風の雨で土砂崩れのおそれがあり、入り口が閉ざされていた。大涌谷は、今回の旅で一番期待していた所なのだが残念。時間が余ったので、黒たまごを買った後、姥子までロープウェーに乗り、姥子から桃源台までハイキングコースを歩く事にした。紅葉を期待したが、若干、季節がずれているようだった。道は石だらけで歩きにくかった。
桃源台
桃源台に着くと、
海賊船が出発直前だったので、すぐに乗車しデッキに登った。日差しは暖かかったが、湖の上は風が強く寒かった。船上からの景色は思っていた以上に綺麗だった。


2番目の停泊地の箱根元町で降り昼食を取る。桜海老の天ぷらそばを食べる予定だったが、
隣の店の絹引きうどんという珍しいうどんに惹かれ、こちらを食べる事にした。絹引きうどんは、細い割にこしがあり、おいしかったが、ちょっとボリュームが無かったので、近くで売っていた饅頭を買って食べた。
強羅公園
箱根元町からバスで強羅公園に行くと、箱根フリーパスがあるとタダで入る事が出来た。園内では、ところどころ紅葉を見ることができた。散策していると、ガラスの食器や陶芸を売っている
クラフトハウスが入り、中では吹きガラスを実際に作っていた。スタッフから体験しますかと聞かれ、タダだと思って体験したいと言ったら、後から
有料だとわかった。今更断りにくいので、ガラスのマグカップを作る事にした。息を吹いて膨らませる部分は自分でやるが、他の行程はスタッフが行った。ガラスを回転させながら、形を整えるところで、若干、自分でやったが、触ったとたん、形が崩れ始めてしまい、ガラス細工は素人がその場で全部やるのはちょっと無理だと感じた。以前、他の場所で、陶芸体験をした事があるが、陶芸だと形を作る行程の大部分を自分でやる事ができるので、陶芸の方がやりがいがあるかもしれない。


彫刻の森美術館
次に、
彫刻の森美術館に行った。彫刻の森美術館は、初めて行ったが、至る所に巨大で変わった形の彫刻があり面白い。ただし、小学生しか体験できない、巨大ハンモックやジャングルジムがあり、自分が小学生だったら、もっと楽しめただろう。絵画の美術館に行っても飽きてしまうので、自分にはオブジェ系(ただし大きいもの)の方があっているようだ。


中には、足を暖める温泉のコーナーや、特別な麹を使った甘酒、変わったお土産等、彫刻以外にも楽しむ事が出来る。ピカソ館では、ピカソの陶芸作品等もたくさん飾られている。ピカソの作品は、美術というより、実際に食器として使ってもいいんじゃないかと思えた。

箱根湯本
登山電車で箱根湯本に戻り温泉を探す。
かっぱ天国に行こうと思ったが、駅の観光案内所で、
湯蔵のタオル付き日帰りチケットが1050円で売っていたので湯蔵に行く。湯蔵では、下駄箱と脱衣所のロッカーが、それぞれ100円かかりちょっと損した気分。こういう細かい所が別料金になっているのはいかがなものか。中は、内湯と露天が一つづつあり、源泉を100%使っているため湯温は若干低め。ゆっくりつかり、体が暖まって疲れがとれた。
箱根ビール蔵
夕食を食べに、箱根湯本と小田原の間の風祭駅近くにある、
箱根ビール蔵へ行く。楽しみにしていた、3種の地ビールセットと、焼きちくわ、串揚げかまを頼む。空腹のため、写真を撮るのも忘れ一気に食べる。お腹が空いていたので、リゾット等も頼んでいたが、予想以上に、食べ応えがあり、串揚げかまとビールだけでも十分だった。ゆずとビールを組み合わせた飲み物は、ちょっと口に合わなかった。十分すぎるほどの食事をして、小田原に戻り旅を終えた。