2012.11.13 Tue 天気雨のち曇り
前日、たっぷりと眠ったせいか、体調がずっと良くなり、朝6時過ぎに目が覚めた。朝の海岸沿いを散歩すると、残念ながら天気が悪く、朝日を見ることはできなかった。ホテル近くで一番安いカフェ「Cocky's at the Cove」で朝食をとった。EGG BENEDICTが$12だったが、卵がとろりとしており、フラットホワイトも美味しく、イギリス系の国は朝食がおいしい。
朝食を満喫した後、キュランダ観光へと出発した。ツアーといっても、ホテル行き帰りのバスと、キュランダ高原列車とスカイレールのチケット引換券が付いてくるのみ。とりあえずバスに乗り、スカイレールのチケット売り場で一旦解散となる。スカイレールは、熱帯雨林上を走る全長7.5キロのロープウェイであり、たまたま相席に日本語ツアーの団体が乗っており、ガイドの話を小耳に挟みながら風景を眺めていた。途中駅で降りて熱帯雨林を散策するが、土砂降りの雨で景色がよく見えない。途中の見晴らしだからバロン滝を満たししながら、終点のキュランダターミナルに到着した。
キュランダターミナルから、シャトルバスでキュランダ村に移動し、キュランダ名物のアイスクリームを食べた。アイスクリーム屋のおじさんが片言の日本語で「まいうー」とか言いながらジョークを飛ばすが、自分の番になった時、「※！？」意味不明の言葉を発され、何度か聞き直すと、後ろに並んでいた日本人が「ワイルドだぜ〜」じゃないかと教えてくれた。キュランダまで今年の流行語を持ってくるとは驚いた。そうこうしているうちに、予約していた「レインフォレストステーション」へのバスの出発時間が過ぎていることが判明し、旅行会社に電話したところ、次のバスに乗るようにとのこと。ゆっくりと昼を食べている暇がないため、ガイドブックに乗っていたホットドッグを食べて、バスを待った。バスが到着すると予約していたバスに乗りそこねた旨を伝えたが、問題ないとことでホッとした。
レインフォレストステーションの受付でバウチャーを渡すと、団体ツアーに紛れ込んで回るようにと言われた。最初にワイルドライフパークを回ったが、英語による動物の説明が全然わかなかった。ワラビーを放し飼いにしているコーナーでは、ワラビー達が人間を全然恐れずに可愛く寝転がっており、触ることができた。ホームページによると、コアラを抱っこすることも出来たようだが、特にそんな案内も無く、コアラのコーナーは、遠くから見るだけで終わった。次に、水陸両用車アーミーダックに乗船体験をしたが、思ったよりもスピードが遅く、あまり探検という感じではなかった。一時間ほど乗船体験をした後、パマギリ族のダンスショーを見学した。ショーの最後に、何人か観客が選ばれてパマギリ族のダンスを踊るイベントがあり、なかなか盛り上がっていた。ショーが終わり、ブーメラン投げの体験をしたが、一投しかできず、うまく投げることができなかった。だんだん、キュランダ高原列車の出発時間が迫りかなり焦ったが、列車の出発ギリギリにシャトルバスで移動し、ギリギリでキュランダ高原列車に乗り込むことができた。キュランダ村で何かお土産を買いたかったが、時間がなく何も買うことができなかった。
キュランダ高原列車では、端の席であまり眺めが良くなかったが、隣の席が日本人だった。話を聞くと、日食ツアーで大阪から来ており、前日に到着してグレートバリアリーフに行き、今日はキュランダ観光で、明日午前3時に日食観測場所に向けてホテルを出発し、その後日本に帰国するという、かなりハードなスケジュールだった。高原列車に乗り込むあたりから、天気が急速に良くなり、車窓からの眺めは素晴らしかった。１時間半ほどでフレッシュウォーター駅に付き、帰りのバスでホテルへと移動した。
オーストラリアに来てから、朝食以外はちゃんとした食事をしていないため、ホテルのフロントで勧められた「Caffee Haven」で夕食を取ることにした。シドニーで6ドルステーキを食べる予定なので、魚料理を食べたいと思ったが、メニューでどれを頼んで良いのかわからない。適当に魚料理を指さして、フレンチフライを付けてくれと頼むと怪訝な顔をされ、何度かやり取りをしていると、既についているという。メニューに書いているChipsが、ポテトチップスが付いてくるのかと思ったら、フライドポテトのことだった。考えてみれば、イギリス系の国なので、フィッシュ&チップスの、チップスのことだった。何の魚を食べているのかわからなかったが、スパイシーな魚のフライでなかなか美味しかった。体調も良くなったので、オーストラリアのクイーンズ州のビールも美味しく飲んだ。お勘定では、他の客がレシートをレジのところまで持って行って支払っていたので真似をして支払ったが、欧米では珍しくチップ制度がないようだ。現地二日目は十分満喫することができた。
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